看護師・介護士のための 口腔ケア生活

このコーナーでは、看・介護現場から寄せられた口腔ケアに関するお悩みを解消します。
さらに、カンタンで効果的なワンポイントアドバイスもご紹介！ぜひ、日々の口腔ケアにお役立てください。

	うがいができない患者さんに口腔ケアをするとき、誤嚥させない方法を教えてください。（療養病棟　看護師Hさん）

	こんにちは、Hさん。全身のポジションは、座位または側臥位。頸部前屈させて吸引しながら口腔ケアを行なうとよいでしょう。うがいができない患者さんは、ケア中に遊離した食物残渣や細菌を多く含む汚染された唾液が口腔内に溜まらないよう注意しながら進めることが大切です。そのとき、唾液が溜まりやすい以下の部分を吸引すると効果的です。・座位の場合：下の前歯の内側・側臥位の場合：下側の奥のほうポジションによって、唾液が溜まりやすい場所は異なります。その部分に気を配りながら口腔ケアを行なうことが大切です。

こんにちは、Hさん。
全身のポジションは、座位または側臥位。頸部前屈させて吸引しながら口腔ケアを行なうとよいでしょう。うがいができない患者さんは、ケア中に遊離した食物残渣や細菌を多く含む汚染された唾液が口腔内に溜まらないよう注意しながら進めることが大切です。そのとき、唾液が溜まりやすい以下の部分を吸引すると効果的です。
・座位の場合：下の前歯の内側
・側臥位の場合：下側の奥のほう
ポジションによって、唾液が溜まりやすい場所は異なります。その部分に気を配りながら口腔ケアを行なうことが大切です。

『吸引くるリーナ』を使って、喉の奥についた痰を取り除く方法
まず、吸引をかけながら軟口蓋に軽く毛が触れる程度で左右に動かします。それにより咳反射を誘発。喉の奥から口腔へ押し出されてきた痰を吸引しながら絡め取り、患者さんの呼吸を楽にすることができます。