学びの広場

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誤嚥性肺炎予防のための3つの因子

誤嚥性肺炎予防のための3つの因子

1. 口腔清掃により口腔内細菌を減少させる(器質的口腔ケア)
2. 口腔リハビリにより捕食、食塊形成および移送、嚥下機能の回復を図る(機能的口腔ケア)
3. 経口摂取を可能にし免疫力を高める

誤嚥性肺炎予防のための3つの因子

たとえば、長年使っていたエアコンの調子が悪くなったとします。
ほとんどの方は、まず初めにフィルターを掃除しますね。大抵の場合、不調の原因は日頃の手入れを怠り、フィルターの掃除が不十分であることが多いためです。 しかし、清掃だけでは調子が戻らないときは、送風口の羽の動きや空調の配管、電気系統などを調べたりします。もっと問題が深刻そうであれば、専門家に修理してもらいます。長年使用してきたエアコンでは、機能の低下こそが不調の主原因になっているケースがよく見受けられます。 エアコンを長持ちさせるには、日々の清掃や適切な修理などにより正常な機能を維持し、常にトラブルの起こりにくい状態を保つことが必要です。

じつは誤嚥性肺炎の予防も、エアコンの例と通じるところがあります。
看護・介護現場における誤嚥性肺炎予防では、日々の口腔清掃、摂食嚥下など口腔機能の維持・回復、この2つがケアの両輪になります。さらに、この両輪を支えるために、全身の免疫力を高めることも大切です。つまり「口腔清掃(細菌除去)」「口腔機能回復」「免疫力向上」の3つを包括的にとらえた口腔ケア・リハビリの実施が求められるということです。

予防3因子を支える背景的因子

さらに、誤嚥性肺炎を予防する背景的な因子として、義歯調整、歯科治療、各疾患の治療、低栄養状態の改善、生きる意欲の向上などがあげられます。