口腔ケア力Check

正しくできていますか? - まずはあなたの口腔ケア力をCheck!
設問1 1問目 / 9問中

「誤嚥性肺炎」について正しいのはどれでしょうか?

肺炎は、高齢者の直接的死因の第3位です。では、そのうち何%が誤嚥性肺炎でしょうか?

誤嚥性肺炎の発症メカニズムとして、最も適切な説明はどれでしょうか?

麻痺のある方に対して、安全に口腔ケアを実施する方法として、適切でないものはどれでしょうか?

口腔乾燥している方の口腔ケアの方法として、適切でないのはどれでしょうか?

開口が困難な方の口腔ケアとして、適切なのはどれでしょうか?

看護・介護現場での歯ブラシ選びのポイントとして、適切でないのはどれでしょうか?

保湿剤の上手な使い方のポイントとして、正しいものはどれでしょうか?

粘膜ケアについて、適切でないのはどれでしょうか?

飲み込む機能や咳をする力が弱くなることで、口腔の細菌や食べ物が気管に入りやすくなり、誤嚥性肺炎を発症する
80%
睡眠中などに細菌が気道に入ることで引き起こされる、不顕性誤嚥によって発症することが多い
麻痺側を下にして口腔ケアをする
口腔ケアの後に乾燥を予防するため、保湿剤を口腔粘膜全体に塗布する
無理に開口を強制すると、その後の口腔ケアに協力してもらえなくなる。声かけやマッサージなどにより、患者さんにリラックスしてもらう
効率を高めるために、ヘッドが大きいものを選ぶ
手の甲に乗せ、クリーム状に練ってから均等に塗布する
粘膜ケアは、1週間に1回で十分である

誤嚥性肺炎予防の2大ポイントは、「口腔の清掃」によって細菌を減らすことと、「飲み込む機能を回復」させることです。

既往歴のある高齢者は咳反射が低下するため、既往歴のない高齢者に比べて発症するリスクが高くなります。さらに年齢とともに、発症率も高くなる傾向にあります。

麻痺側は感覚の低下がみられるため、唾液や水分を感知する機能が低下し、誤嚥しやすくなります。健側から口腔ケアをすると筋肉の硬縮によってケアしにくくなるので、麻痺側からの口腔ケアが効果的です。

乾燥している痰が粘膜から剥がれる際、出血するおそれがあります。唾液を分泌させ、粘膜と痰が剥がれやすくなるような口腔ケアを行ないましょう。

奥や細かいところまで磨けるように、ヘッドの小さいものを選びましょう。選ぶ基準としては、人差し指の長さと同じくらい、もしくはやや大きめのものがよいでしょう。

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